胃拡張・胃捻転症候群

こんにちは、今回はわんちゃんに多い胃拡張・胃捻転症候群についてになります。

胃拡張、胃捻転症候群とは消化機能の低下により上手く胃から食べ物が小腸に運ばれない、食べ物が発酵などを起こしガスが胃に溜まることで起こりますがはっきりとした原因は分かっていません。

胃拡張は胃がガスなどによりパンパンに膨らんだ状態のことで、胃捻転は胃が捻れてしまった状態になります。どちらも吐きそうにするがほとんど何も出てこない、お腹が急に張ってくるといった症状がみられます。特に胃捻転は捻れた胃への血流障害や、全身の血液循環への影響などにより命に関わるため、早く手術にて捻れを戻すことが必要です。

胃捻転はレントゲンにて拡張した胃とバールーンアートのような捻れた線を確認することで診断できることが多いです。


大型犬の胃捻転のレントゲン写真です、赤い線が捻れた線になります。

小型犬の胃捻転のレントゲン写真です。
猫の胃捻転のレントゲン写真です。

胃捻転は大型犬に多いとされていますが、小型犬でもあり、稀に猫の発生もあるためご注意下さい。

老司どうぶつ病院 092-565-6861

梅原

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