こんにちは
今回は外耳炎や皮膚炎でよくみるマラセチアについてです。
マラセチアとは皮膚や外耳道に常在する酵母でカビの一種です、肉眼では見えず顕微鏡でみると雪だるまの様な形をしています。皮膚の状態が悪くなると増殖し皮膚炎を起こします。
もともといる菌のため健康な皮膚、外耳道では問題を起こしませんが食事アレルギー、アトピー性皮膚炎、ホルモン疾患、脂漏症といった慢性の皮膚疾患を持っているとマラセチアが増えやすくなり炎症を起こしてしまいます。
治療方法はまずは基礎疾患の治療となりますが食事アレルギー、アトピー性皮膚炎などは完治は難しく、マラセチアが増えやすくなるため抗真菌薬の点耳やシャンプーといった外用薬、抗真菌薬の内服が必要となります。
なかなか治らない痒みや皮膚のベタつきがある場合は病院にて相談されてください。顕微鏡で見るとこのように見えます。
梅原