こんにちは、今回は以前にも紹介した腸閉塞についてです。
数日前からの嘔吐で来院されたわんちゃんエコーでお腹を確認すると小腸の中に硬い角ばったものが詰まっているのがわかりました。
小腸の壁も厚くなり炎症を起こしています。幸い腹水はなくまだ腸に穴は空いてませんでした、時間が経って腸に穴が開くと腸内細菌がお腹の中に漏れてしまい腹膜炎を起こしてしまいます。そうならないように早めに手術で詰まっているものを取り出さなければなりません。
このわんちゃんもすぐに手術を行い無事に詰まっているものを取り除けました。詰まっていたのは2.6cmの石でした、散歩の途中に食べたのかもしれません。
年末年始は人が集まって賑やかになるお家も多いと思いますが、そんな時つい見ていないところで動物たちが誤食することもありますので気をつけてください。
老司どうぶつ病院
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梅原