強い痒みを伴う疥癬

こんにちは、日中は暑いですが夕方は風が吹くと過ごしやすくなってきましたね。

今回は人にも寄生し強い痒みを引き起こすヒゼンダニについてです。

疥癬とはヒゼンダニが寄生することで発症する皮膚疾患の総称です。ヒゼンダニは皮膚にトンネルを作り産卵します。その際にヒゼンダニへのアレルギー反応が起こり、また皮膚のバリア機能が壊されることで痒みを引き起こします。

病変部は耳や顔面、肘、踵などが多くヒゼンダニやその卵を顕微鏡で確認することで診断がつきます。ただしこの顕微鏡の検査で見つけられるのは25%程度のため数回の検査が必要となります。

感染動物との直接の接触で移ることが多く、特に野生のタヌキが多く持っているためタヌキが出るような山や公園では注意が必要です。

中央に見えるのがヒゼンダニです、以前紹介したミミヒゼンダニと似た形をしています。楕円形のものが虫卵です。

痒みの強い皮膚病があるわんちゃん、猫ちゃんは病院にて検査してみてください。

梅原

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です