コクシジウム症

こんにちは、今回はわんちゃん、猫ちゃんたちに下痢を引き起こす原虫のコクシジウムについてなります。下痢をしている猫ちゃんの糞便検査を行うと上の写真ような丸いものが見られました。拡大すると卵型をしたコクシジウムのオーシストでした。

コクシジウムは成犬・成猫では無症状からやや軟便などの軽い症状しか出さないことが多いですが、仔犬・仔猫での感染では水様便による重度の脱水を起こすことがあり注意が必要です。

最近仔猫でコクシジウムに感染した子を多く診察します。数が少ないと一回の糞便検査にて見つけられないこともあるため、下痢が続く場合には複数回の検査を行うことがあります。

とくに仔犬・仔猫は脱水などにより急変しやすいですので様子がおかしいなと思われたら早めに受診されて下さい。

 

老司どうぶつ病院 092-565-6861

梅原

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です